8月14日午後3時30分鳥取県西部。ここではじめて激しい雨に遭遇。道の駅に避難。
大きな20世紀ナシを近くの農家から来たと思われる若者が売っていた。箱売りだったが、無理矢理一つずつ売ってもらい、二人で雨を見ながらほうばった。通り雨のようで割と短い時間だった。
米子、弓が浜あたりまでずっと海岸線。境港市の海浜公園でひと休み、水木しげるのモニュメントがあった。
島根県に入る。しばらく内陸を走る、やがて宍道湖。宍道湖岸は西日を浴びて金色に輝いていた。しばらく無言でCDを聞きながら走る。ルイアームストロングの「ホワッツワンダフルワールド」が宍道湖の夕日とマッチしていた。
一気に出雲大社まで走る。出雲大社は広いので奥社?まで行かず入口にあるそれでも大きな社殿に手をあわせる。宿を探す。
「出雲ロイヤルホテル」にチェックイン。すぐ目の前にあった居酒屋へ。人通りがほとんどない郊外の居酒屋なのに混んでいた。車デ飲みに来ているのか?。となりに居合わせた母親とその母らしい女とその友人らしい三人の女。バスケットに新生児を入れて居酒屋に連れてきていて結構酔っぱらっていた。大声ではしゃいでいる。騒々しいタバコプカプカの空気の悪い場所で新生児が・・・たぶん3ヵ月未満?。「こんなやつらが、パチンコ店で子供を車に入れっぱなしにしたりするんだな」と、無神経さに二人とも腹が立ってきた。さっさと切り上げて戻って寝た。オヤジは結構こうゆうことに頭にくるのだ。
8月15日は、朝6時30分に出発。トラッカーの朝定食を探す。ない。8時40分、「ゆうひパーク」という名前がついている道の駅につく。その場所から見える景色がすばらしい。すぐ下を左側の緑色の半島のトンネルからのびてきている線路。そして大きな静かな海。
「ここに住みたいなあ」と小池さんが言った。「毎日、こんな景色見れるんだよ、夕日綺麗だろうなあ」。真剣に移住を考えているみたいな口ぶりだった。何となく去り難くなっている小池さんを「行きましょう」と無情に声をかける。
10時30分ついにトラッカーの「朝めし屋」をあきらめて、道の駅で朝食。焼き立てパンと焼そばを食べる。
萩、津和野、長門を経て、ついに山口県に入る。下関に近いガソリンスタンド。「うちはたぶん日本一海に近いスタンドだよ」と店主が自慢。確かに波打ち際の上にある。「でも、塩害がひどいんだよハハハハ」。本当になにもかも錆だらけだった。
8月15日13時45分、最終目的地下関に到着。駅近くの港に車を止める。パチンコ店のトイレに駆け込む。慌てていてカギをかけ忘れ、オヤジにドア開けられた。カッコワリィ。二人とも結構疲れていたのか、完走セレモニーはあまり大騒ぎはしなかった。これから東京に戻らなければならないし。ただ上空を見上げ丁度飛行機で長崎のハウステンボスに向かっているだろう亀田さんに手を振った。「亀田さん着きましたよー」。
そこから高速で広島県福山市の妻の実家へ。そこで一泊し、翌8月16日、朝6時に出発、午後6時30分東京に着いた。

道の駅は便利だ




左下の家がうらやましい


ここに住みたい


さすがに疲れた